ママレポート有★子どもの病気と体調不良一覧「ヘルパンギーナ」

症状

夏風邪の一種で、毎年7月ごろをピークに、突然の高熱とノドに出来る水疱が主な症状です。38〜40℃の熱が1〜4日続きます。また、扁桃腺の上に数個から数十個の水疱ができ、まわりが赤くなります。つぶれると潰瘍になり、痛みがあります。だいたい口の中の潰瘍は4〜6日ほどで治りますが、食欲が落ちたり、不機嫌になることが多いようです。また、原因となるウイルスがいくつかあるので何度もかかってしまいます。

かかりやすい年齢

4歳以下

特に1歳代が多い

感染経路・潜伏期間

かかっている人との接触、つばや便の飛沫感染

3〜6日

診断・治療

夏の流行期に口内所見があれば診断されます。対症療法が中心で、特別な治療をしなくても治る病気です。こじれる心配はほとんどなく、ほとんどの場合、2〜3日で解熱します。

登園・登校の目安

登園・登校禁止の疾患ではないですが、その症状から、自宅での安静が必要になります。

家での過ごし方

1番大切なのは安静にすること。かかるのはほとんどの場合夏なので、汗と熱であっという間に脱水になることも考えられます。水分補給はこまめにしましょう。赤ちゃん用イオン飲料や麦茶、白湯などがおすすめです。また、赤ちゃんの場合、哺乳瓶を嫌がったとしてもスプーンやストロー等で飲ませる工夫をしてみてください。食べ物も熱いものや刺激のあるものは避けましょう。離乳食や食事は無理強いせず、食べやすいおかゆ、うどん、ヨーグルトなどを食べさせてみましょう。全く飲食ができない場合は、病院での点滴が必要になります。
治ったあと1ヶ月近く便にウイルスが排出されることが多いため、排便、おむつ交換後の手洗いに注意しましょう。

合併症

発熱に伴って、熱性けいれんを合併することがあります。また、まれにですが、無菌性髄膜炎や心筋炎を合併することもあるため、高熱が続き、機嫌が極めて悪い、何かいつもと違うなどおかしいと感じたら、病院を受診してください。

ママの体験レポート

体験レポート「子どもは軽め。その後ママにかかり重症に」byすもも
【かかった年齢】2歳の7月

【症 状】一時保育で保育園を利用しはじめて3ヶ月経ったころ、急に高熱が! 病院へ行くとすぐに「喉に白いプチプチが出てますね、ヘルパンギーナですね」と言われました。はじめて聞く名前だったのですが、自宅に帰って娘の喉を見てみると、たくさんの白いプチプチが喉についていました。喉が痛いようで、おかゆも嫌がり、ゼリーと飲み物で数日過ごした覚えがあります。熱も40度近く出ました。熱が引いたあともしばらく、トマトなどの酸っぱい食べ物がしみるようで嫌がっていました。

※症状は編集部調べです。個人差がありますので、同じ病名でも症状の出方が違うこともあります。

 

yuriスマイルママコム編集部ライター

投稿者プロフィール

専業主婦からママライターに転身。ママ向けメディアを中心に執筆。得意ジャンルは、バイリンガル子育て、育児、旅行など。2010年長女を出産。長女は、小2で英検2級を取得。新たにスペイン語に挑戦中。

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