第3回目【アロマ講師が教える!】ママのための安心アロマ「精油って植物油?」

こんにちは。ママでアロマ講師でライターの植村理絵です。知っているようで、実はよくわからない。気になるけど、どう使えばいいの? そんなアロマ新人ママにも安心して取り入れていただけるアロマ情報をお届けします。

第3回は、精油は植物油なの?というギモンに迫ってみたいと思います。

 

精油、エッセンシャルオイルなどと呼ばれ、アロマセラピーに欠かせない香りの液体。これ、私たちがふだん食べているオリーブオイルやマッサージに使うスイートアーモンドオイルなどの植物油と同じだと思いますか? 結論から申し上げると、植物由来という意味の広義では確かに植物油といえなくもないのですが、別物といっていいでしょう。まずは化学的視点から見てみます。

・植物油……脂肪酸とグリセリンの化合物

・精油……炭素を骨格とした有機化合物で、主に炭素、水素、酸素の組み合わせ

むっ、むずかしいですよね、いきなり( ;∀;)でも、だいじょうぶです。これは成分的にみた違いですが、こんなこと、現時点でしっかり理解する必要も覚える必要もありません。「全然ちがうんだ~」ということがわかればそれでOK。この先は、わかりやすい説明になりますので、ご安心ください。

椿

 

次は、名称でみてみましょう。アロマセラピーにおいて、植物油はベースオイル、キャリアオイルなどとも呼ばれています。「ベース」という言葉の由来は、精油を混ぜるための「基材」という意味合いからです。また、キャリアオイルについては、「キャリア」に「運ぶもの」という意味があり、塗る際に、希釈した精油を運んでくれることに由来します。精油は、エッセンシャルオイルやアロマオイルなどとも呼ばれています。しかし、第1回目のコラムでもお伝えした通り、アロマオイルというのは香りがする液体全般を指すので、合成のものも含まれます。植物由来のものに限らないので、通称として使うのはよいとしても、購入に際してはその違いを知って選択することが重要です。

 

今度は、形状からみてみます。植物油は、いわゆる「油脂」に分類されるもので、オリーブオイル、グレープシードオイル、ごま油、なたね油、椿油などがあります。通常、常温で固体のものを「脂」、液体のものを「油」と言います。植物由来だけでなく、魚油、バター、ラード、馬油など動物由来の油脂もあり、ぬるっとか、ベタっとした感触で、揮発はしません。精油ほど強くはありませんが、たいてい香りもあります(加工段階で無臭になる場合も)。また、種類にもよりますが、比較的早く酸化します。

一方の精油(エッセンシャルオイル)は、強い芳香があります。水より比重が軽くて浮くことや、疎水性で親油性が高い(油になじみやすい)ことなどから「油」「オイル」という言葉が名称についていますが、正確にはオイルではありません。揮発性ということからも想像できる通り、アルコールに近いものです。多くはサラっとしていて、放っておくと揮発し、やがて香りも消えていきますが、樹脂や木から採れる一部の精油は、トロッとしていて、揮発のスピードも遅いです。そして、植物油より少しゆっくり酸化します。

 

さらに、肌や身体への影響という点からみてみると。植物油の成分は分子が大きくて、バリアゾーンまでしか浸透せず、いくら塗っても体内には取り込まれません。ですから、過剰に取り込まるのを防いだり、原液のままでは皮膚刺激が強すぎる精油を薄めて使うのに、なじみがよい植物油が重宝したりするわけです。一方、精油の成分は分子がとっても小さいため、肌に浸透しやすいのですが、これ、裏を返せば、角質にあるバリアゾーンも通過して血管に入り込むということなんです。だからこそ、塗ることで薬理効果をもたらせるのですが、過剰に取り込むと副作用を起こす可能性もあります。

 

というわけで、植物油と精油は別の物だけれど、とても仲良し、と覚えておいてください。精油はアロマセラピーになくてはならないもので、植物油は、その活用を助けるための大切な基材のひとつなのです。

 

最後に、比較しやすいよう、両者の特徴を列挙してみました。共通点もありますが、違う点も多いですよね。

・植物油…固体・液体、ぬるっ・ベトっ、揮発しない、無香・微香性、疎水性、酸化する、血管に到達しない(角質のバリアゾーンまで浸透)、皮膚刺激はほとんどない

・精油…液体、サラっ・トロっ、揮発性、芳香性、疎水性、酸化する、血管に到達する(角質のバリアゾーンを通過)、原液では皮膚刺激が強い

 

植物油と精油の違い、おわかりいただけましたでしょうか。

 

それでは、最後にレシピを。毎回、アロマの豆知識とともにお子様がいるご家庭におすすめの簡単アロマクラフトをご紹介していきます。精油も入れて、材料は3種類まで。ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

ママに捧げるお手軽レシピ~全身どこでもマッサージオイル~★

フェイス、ハンド、ボディなど、全身どこにでも使えるオイルのレシピです。植物オイルに精油を希釈して安全性を高めると同時に、マッサージによる摩擦を軽減し、なめらかに密着する心地よさが得られます。植物オイルは、マッサージ用、化粧品用として売られている無香料のものを選んでください。精油は好みのものでOKですが、小さいお子様はラベンダーがおすすめです。また、乳児には、精油なしでお使いください。また、使用前に小さい範囲に塗って、肌との相性をチェックするとよいでしょう。

[材料]

植物オイル 20ml

(スイートアーモンド、グレープシード、ホホバなど)

好みの精油 4滴(小学生以下に使う場合は1滴、小学生は2滴)

[道具・容器]

ボトル(口の小さいものまたは中栓のついたもの)

[作り方]

①ボトルに植物オイルを入れる

②好みの精油を加え、振り混ぜる

セルフマッサージ

 

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理絵植村アロマセラピー講師、ライター

投稿者プロフィール

アロマ講師兼ライター。 子育て応援サークルや地域イベントの運営にも携わる。書籍や雑誌の編集・ライティングの傍ら、人や動物のホリスティックケアを学び、現在は、講座やさまざまなメディアを通して情報発信を行っている。ブログ「見えるアロマと効くアロマ」更新、メルマガ「秘密の香庭」配信をゆるりと継続。義父と同居しながら、小1娘&9歳犬娘の母を堪能中。

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