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「書」の楽しみ方 ~思い切って教室を開くことを決意した理由~
- 2015/11/11
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こんにちは。ふたばの虹書道教室の千葉素舟(そしゅう)です。
次男がまだ小さい頃はこんな感じのお稽古の日もありました。
次男、すんごい見てます(笑)
自分がママの立場になり、いろんなママさんと出会い、
字に対して様々な捉え方があるんだなぁとしみじみする日々です。
ここでは、書の楽しみ方に重きを置いて綴っていきます。
私なりの楽しみ方、ご紹介させて頂きます☆
さて、第2回は「思い切って教室を開くこと決意した理由」です。
前回は、子どもの頃~ふたば書道会に入門するまでをお伝えしまして。
今回はその後どう人生が転がっていったのか、です。
めでたく入門。念願の書道。筆で墨で書けるというだけで
もうお腹いっぱい!という状態でした。そして、小さい頃の夢は
学校の先生だったので、いつか書道も教えられたらいいな…とは
ずっと思ってはいました。
そんなわけで最初は
定年の年齢くらいまでに師範取れたら老後も楽しいだろうなぁ…
だったのが、既に教えています(笑)人生わからないもんです。
スタートから6年で大筆師範取得し、その3か月後にはふたばの虹書道教室を開校しました。
書道歴浅いのになぜそんな思い切ったことしたかというと、理由があります。
ずーっと派遣で働いていたのですが、派遣の仕事がなくなったのと同時に
妊娠が判明。そして、妊娠中に2回師範試験を受けたものの体調不良で落ち、
出産後に引越。まだ1歳にも満たない長男と段ボールの山の中、
そんな悪条件の中での3度目の正直のトライでなぜか合格。
子どもが小さいと再就職はなかなか厳しいだろうな・・・ということと、
育児しながら家で出来る仕事がしたい、教えることがしたい!
と強く思っていて、だとしたら、
私にはこれしかない! いや、これがしたい!今だ!
と思ったのです。
その段階で既に数名私に教わりたいという方がいらして、
他にもそんな方がいらした際に、扶養の範囲越えちゃうので
ごめんなさい…とは言いたくない、こんな私を必要としてくれたなら
全員のその気持ちに応えたい、と思い、腹を括って開業届を出しました。
一言で言えば、流れに乗った感じです。抗わず来たものを
素直に感謝をもって受け止めていたらこうなってた、みたいな。
条件だけを見たら、不安を感じる方もいるかもしれません。
でも、私の場合、今までの経験から、一般論・常識や前例と関係なく、
自分の中でピンと来る感覚に乗っかるのが一番成功率が高いのです。
この世の全ての前例は、必ず誰かが前例ない段階で始めてるはず。
一般論・常識も、すべてが自分に100%あてはまるかといえばそうでもなく。
一番信頼性が高い情報は、いつも自分の中にある。
この感覚に従って進んだ結果、次男の妊娠・出産もありつつ、
現在は2教室合わせて30名程の生徒さんが通ってくれています。
2013年には、さいたま市のニュービジネス大賞というビジネス
コンテストで最終選考まで残り、ペン字の本の出版の機会も頂きました。
書道歴浅くても、子育てしながらでもやればできるものなのだな、
と感じています(笑)
私の教室での目的は、「私と共に書を楽しむ仲間が増えたらいいな」です。
私もまだまだ修行の身。生徒さんと一緒に私も楽しく歩みたい、いつも思います。
特に今までいろんな事情で一歩が踏み出せなかった方に寄り添える場所にしたく、
教室名も、気軽でゴキゲンな懸け橋になりたい、と思い「虹」を、あたたかい光を
目指して一緒に行こう!と思い「こもれび」を入れたのでした。そして、習い事を
したくてもなかなか一歩が踏み出せない育児中のママのお役に立てないかな、と
思い、始めたのは、託児付クラスです。
周囲のママによると、家族ができると手書き必須なことが増える、
けど、練習しようにも子どもが小さいとなっかなか時間取れないし、
書道教室とかシーンとしてそうだから、子連れでなんてとても…
通うのは、子どもがいつ熱出すかもわからないし、続くかな…
という理由で学ぶことを諦めている方が多数いることに気づきました。
そして、私も、お稽古時だけは子どもの相手してくれる人が必要、ということで、
うちに来てもらい預けた方にいろいろ話すうちに、「あと何人かなら
預かれますよ」とご提案頂き、なので試しに託児付きクラスを作っちゃいました。
そしたら、やっぱり需要はあるもので、やってみると、隣の部屋から
子どもの声が聞こえてきても、そのクラスの生徒さんは似たような環境
(育児中かそれを終えたか)の方が多いので、ちょっと子どもの声が
したくらいでは気にならないので(笑)問題ありませんでした。
皆さん、ものすごい集中力で2時間あっという間。
子育てしてると、2時間も何かしたいことに没頭することは
滅多にないですよね。なので、スポーツ並みのリフレッシュ効果なようです。
書道だけではなく、息抜きに育児の話をしたり、お下がりを
交換したり…等々、副産物が多いのもメリットの1つ。
そんなわけで、やっぱりやってみないと分からないことは
この世にまだまだありそうですね(笑)。ママの立場である私にとっても、
非常に意味のあるクラスの1つと言えます。
色々なきっかけが積み重なり、今でもしっかりとコツコツと
書の道を歩ませてもらっています。感謝。
これからもいろんなきっかけが待ち受けているのでしょうね。
このコラムもその1つ。心を込めてお伝えさせて頂きます。
次回は「書のミニ知識」についてお伝えします!
楽しみにしていくださいね。
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