~My Story~ スマイルママコム代表 芳川ユミ
花ひらく 思いを形に。3人のママから地域のママへ
この会社の事業が縮小傾向になっていた頃、父がガンを患ったため、一部の仕事を外注として請負ながら父の手伝いをすることにしたのですが、この時期に第二子を授かりました。
その後まもなく、同じ幼稚園に子どもを通わせるママ3人でスマイルマミーズを立ち上げました。スマイルママコムの前身となったママサークルです。
3人の出会いは、じつは子どもを介してではなく、一人のママと、もう一人のママのご主人のウェブ教室が一緒だったこと。「〇〇がWEB制作をするようなので何か力になれない?」というご主人の一言からでした。WEBサイト制作を依頼してくれそうな方=講師業の方と知り合うために、まずはママ向け講座を開催しようとしているという情報を耳にし、「おもしろそう!」と私も加わったのです。
それからは、何をしようかと、いつも作戦会議でもするかのようなワクワクした気持ちでしたね。最初は講座参加者も知り合いばかりでしたが、それ以外のママが参加してくれるようになると、「自分がやりたかった“何か”が見つかった!」と、やる気も膨らんでいきました。
さまざまな事情で創立メンバーだった2人が抜け、私1人になっても熱が冷めることはありませんでした。夫には活動が「おあそび」と言われ、何度も悔しい思いをしました。でも、お金に結びつかなければ仕事とは言えない。下の子の幼稚園入園までにパート収入程度にならなければ、やめるという覚悟で活動を続けていきました。
私自身、専業主婦時代は800円のランチ代を払うのにも躊躇していたので、ママたちにはできるだけ低料金で講座などに参加してもらいたいと考えていました。でもそれでは、パート並みの収入を得ることも厳しいと感じ、企業にクライアントになっていただくビジネスモデルで収益をあげる方法を必死に考える毎日でしたね。娘の習い事先や知り合いの紹介を頼りに初めて営業にも挑戦し、応援してくださる方を少しずつ増やしていきました。
その中で、名称をスマイルママコムに変更し、2014年に法人化もしました。ロゴには、「ママ」「家族」「仲間」「社会」という4つの葉が繋がって笑顔になる、という意味が込められています。
住宅展示場の運営会社が発行するフリーペーパー制作を行ううちに、スマイルママコムとして柱となるものが欲しい、自分たちの媒体が欲しい、ママたちの仕事を生み出したい。そんな気持ちが沸き上がり、2015年春に『Kids Dream Edu』の1号を発行しました。
設立から12年、『Kids Dream Edu』創刊から7年。ママだからこそできること、多くのママが関わって作っていることを強みに活動を続け、信頼もいただけるようになりました。
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